22/6/23 ニック・ポープがバーンリーより4年契約で加入した。ニック・ポープとはどんな選手なのか調べてみた。
プロデビューからプレミアデビューまで
ユース時代をイプスウィッチ・タウンFCで過ごしていたポープだったが、16歳の時の2008年に解雇され、イスミアンフットボールリーグ (実質最下位リーグ) のイスミアンリーグ・ディヴィジョン1・ノースに所属するベリー・タウンFCに入団。プロデビューを果たす。
2011年5月24日、フットボールリーグ1 (実質3部) のチャールトン・アスレティックFCに移籍するも、正GKの蓙を獲得することは出来ず、ローン移籍を繰り返すシーズンに終始した。(wikiより)
年代 | 年齢 | 所属チーム | 出場試合(分数) | ローン移籍先 | 出場試合(分数) |
2008-2011 | 16歳~19歳 | ベリー・タウン | 不明 | ||
2011-2016 | 19歳~ | チャールトン | |||
2011 | 19歳 | 不明 | ハーロウ | 不明 | |
2011-2012 | 20歳 | 不明 | ウェリング | 不明 | |
2012-2013 | 21歳 | 1(19’) | ケンブリッジ(5部) | 9(810’) | |
2013-2014 | 22歳 | (2部)*1 | 0{ベンチ12} | オールダーショット(5部) ヨークシティ(4部) | 5(450’) 22(1980’) |
2014-2015 | 23歳 | (2部) | 8(663′) | バーリー(4部) | 22(1980’) |
2015-2016 | 24歳 | (2部) | 24(2160) |
(*1)2013-2014年は9月の終わりにオルダーショットに移り、10月の終わりにチャールトンにまた戻り、11月の終わりにヨークシティで2試合して、またチャールトンに戻り、冬の移籍でヨークシティに移り、プレイオフまで出場していた。
プレミアデビューから代表デビュー(バーンリー)
2016年、25歳の時に昇格したバーンリーに3年契約をしたが1年目はFA CUPとEFLCUPの4試合に出場したのみだった。
翌2017-18シーズンは、9月10日のクリスタル・パレスFC戦で、正GKのトム・ヒートンが前半戦で負傷した関係で、後半戦から途中出場となり、念願のプレミアリーグ初出場を果たし1-0の勝利に貢献[3]。17日のアンフィールドでのリヴァプールFC戦では、相手攻撃陣の猛攻に耐え、1-1で凌ぎ切り勝ち点1をもたらす[4]。更に10月1日のグディソン・パークでのエヴァートンFC戦では、1-0で自身初のプレミアリーグ完封勝利を達成した。10月9日、新たに2020年6月まで、バーンリーとの契約延長にサイン。チームを7位に導いた。また2018年3月15日、バーンリーでの活躍が認められ、国際親善試合に挑むイングランド代表に初選出される。更に5月には、2018 FIFAワールドカップのメンバーにも招集された。
2018年7月26日、UEFAヨーロッパリーグ第2予選ラウンド1stレグでアバディーンと1-1で引き分けたバーンリーの試合でサム・コスグローブと衝突して肩を脱臼してしまった。そのため2018-19シーズンはシーズンを棒にふってしまった。ちなみ2018年8月にシティよりジョー・ハートがバーンリーに完全移籍で加入したが、パフォーマンスが安定せず、トム・ヒートンがスタメンに返り咲いた。
2019年5月ポープはバーンリーと新しい契約を結び、契約を2023年までとした。正守護神だったトム・ヒートンが移籍したため、同ポジションに返り咲き、シーズン15勝、クリーンシート15試合と自己最高のシーズンを送り、チームも10位で終了した。ただ最終戦のブライトン戦で2ゴールを許しゴールデングラブ賞を逃した。
20-21シーズンはリヴァプールにアウェイ戦で1-1で引き分け、リヴァプールはシーズンを通してアンフィールドで唯一ポイントを奪われたのがこの試合だけとなり、注目を浴びた。なおこの試合では8つのセーブをしてそのパフォーマンスに対し、高い賞賛を受けた。
年代 | 年齢 | 所属チーム | リーグ出場試合(分数) | 代表出場数 |
2016-2017 | 25歳 | バーンリー | 0 | |
2017-2018 | 26歳 | 34(3114) | ||
2018-2019 | 27歳 | 0 | ||
2019-2020 | 28歳 | 38(3420) | 1 | |
2020-2021 | 29歳 | 32(2880) | 2 | |
2021-2022 | 30歳 | 36(3240) | 3(270) |
イングランド代表でのポープ
ポープは2018年3月15日にイングランド代表に初招集された。代表デビューは2018年6月7日に大会前の親善試合でイングランドがコスタリカを2-0で下した試合で、65分の交代出場となった。
2018 FIFAワールドカップのイングランド代表23人に選出された。ワールドカップでは出場はなかった。
2019年11月17日に行われたUEFAユーロ2020予選最終戦のコソボ戦に4-0で勝利し、初の国際試合出場を果たした。2021年3月にイングランドがアルバニアを2-0で破ると、ポープは同国での最初の6試合でクリーンシートを保った最初のGKとなった。その次のポーランド戦では2-1で勝利したがクリーンシートの記録は続かなかった。
感想
調べるまではバーンリーの正GKでイングランド代表に選ばれたことがあるぐらいの知識だったが、若いころからチームを転々としようやくプレミアデビューで活躍!代表デビュー!となったもののケガでシーズンを棒に振るなど山あり谷ありの歴史があった。シュートストップに定評がありセーブ率も高いプレミア屈指のキーパである。しかしニューカッスルには正GKのドゥブラフカもいて競争があるだろう。ドゥブラフカは33歳でポープは30歳。両者とも若いとは言えないが切磋琢磨してもらい、スーパーセーブでチームを支えてほしい。
参考ニュース
「8部」から這い上がったGKのシンデレラストーリー
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